ついに実現しました。
GTC初企画?
GTCはトライアスロンクラブですがスポーツクライミングに挑戦しました。
今回はスポーツクライミングの中でも「ボルダー」にチャレンジです。
実は常々スポーツクライミングはちょっと気になっていたのです。
スポーツクライミングに取り組んでいる選手や愛好家の動向を見ていると…
・観察力、自己分析力とそれをアウトプットする力が高いような。
・スポーツクライミングをしていると自然とやせるらしい。
・スタイルが良くなるとか。
・全身運動で体幹も鍛えられ、柔軟性も高まるとか。
・体の使い方が上手で他のスポーツにもなじみやすいような。
これはきっとトライアスロンにも良い効果があるのではないかと。
たまには気分転換に新しいことをやってみてもよいのかなということで、いざボルダリングジムの門戸をたたきました。
まずはアイテムの準備からです。
ボルダーで必要なアイテムは「クライミングシューズ」です。
アイテム① クライミングシューズ
初心者は「ちょっとつま先があたって痛くはないけど、つま先がちょっと曲がる程度」というサイズ感がよいそうです。
クライミングシューズは、ホールドに乗ったり、立ち上がったりする動作をしやすくするために、スニーカーなどの普段履きとは違ったサイズ感で履きます。
クライミングシューズは足の向きを変えたり、右足左足を入れ替えたり、繊細な動きを可能にするためにつま先でホールドを踏むものです。
クライミングシューズは歩くためのものではなく、壁を登るために作られた靴です。
普段履く靴と比べて大きく異なるのはサイズ感です。
基本的にはつま先を曲げる様な小さめのサイズで履き、つま先を曲げることで指先に力が入りやすくなります。 また、足とシューズの一体感が重要です。
次のアイテムについては、しっかりストレッチをしてから説明があります。
なぜスポーツクライミングに取り組んでいる方は体の使い方が上手なのかを紐解くヒントはレッスンが始まる前にもありました。
スポーツクライミングは、実はケガのリスクが多いのです。
いちばん多いのは完登して下りる時や保持力が足りずに落ちたりしてその着地で足をひねったり(マットはクッション性が高いのですが)、
ホールドや壁にすってあちこち擦りむいたりあざを作ったり。
筋肉痛ではなく腱を伸ばしてしまったり。
しっかり事前準備とアフターケアをしていないとケガにつながります。
「競技時間よりも長くストレッチしています。
始める前は2時間くらいかけてストレッチしていますよ。
終わった後もしっかりケアをします。」
ええっ。2時間⁉︎
…そうなんですね。
もうこの時点で自分の体にしっかり向き合っているのですね。
トライアスロンは、やることが多いのとそれなりに練習時間を確保しなければならないので、事前準備を丁寧に取り組むのが少々疎かになりやすいかもしれません。
今回GTCでは、下記の写真のグレードの初心者用として白とピンクに挑戦しました。
スタンプラリーの台紙を受け取ります。
それぞれ課題をクリアしたらスタンプを押してもらいます。
見渡す壁には無数のカラフルなホールドとテープが貼られているのですが、この中に初心者でも楽しめる課題が散りばめられているんですね。
「クライミングに夢中になってしまう」理由の1つは、細かい目標設定と達成が可能だということだそうです。
自己ベストの更新やタイムを縮める、スピード力を上げることは、なかなかすぐにできることではありません。
しかしスポーツクライミングでは、最初ははしごを登るようなイメージからスタートして徐々に難易度を上げることができます。
壁の傾斜があまりないところでも小さいホールドになるとつかみにくくなったり足をひっかけにくくなりより体を使って登らないといけなくなりテクニックを要するため、難易度が上がります。
傾斜があると壁につかまっているだけで体力を消耗してしまいますが、ホールドが大きいとしっかりつかめて足を引っ掛けて踏ん張れたりするので、ルートやホールドによってはクリアしやすいこともあります。
「この前登れなかった課題をまた改めて挑戦したら完登できた。
よーし、次の課題をやってみようっと。」
この達成感を細かく感じることが次の課題へ挑むモチベーションとなります。
アイテム② クライミングチョーク👀
クライミングチョークとは、主にマグネシウムカーボネートを主成分とした粉末状のアイテムです。
手に塗ることで、手のひらの汗を吸収し、滑りを防ぐ効果があります。
オブザベーション
オブザベーションとは、ボルダーの課題に取り組む前に課題を把握することを言います。 オブザベーションという英語には観察という意味があり、課題をしっかり見てあらかじめ情報を取り入れることが重要です。
課題を見ずにぶっつけ本番で登ると、途中で止まって考え体力を消耗してしまいます。
慣れてくると自分の体をどう使って登るとより効率よいのかというのが頭にありありと想像できるようになるのだろうなと思いますが、初心者は見たところでそこまでイメージできず、いざホールドを持って体を動かすと次のホールドが見つからなかったり体をどう使ったらよいかわかならくなり、手足が迷子になりました。
ひと通りレクチャーを受けた後は、スタンプラリーの課題にチャレンジしていきます。
「腕がぱんぱんの状態」を感じる間はまだ頑張っても大丈夫。
しかしホールドを保持できず、するっと落ちてしまう時は体の限界の目安とのことです。
これ以上頑張ると腱などを痛めたりするようです。
あともうちょっとなんだけどな。
でももう力が残っていないです。
…これぐらいがちょうどよいのかな。
スポーツクライミングは身長や手足の長さ、体重によって優位の差が出やすいのは否めません。
そのため大会ではBMI計測を行い、基準を満たしていない場合はエントリーしていても出場できないこともあるとか。
ふいに足が滑って上半身で体を支えないといけなくなった時にずっしりと自分の体重を感じました。
ああ…、こうやって自分の体の重さを嫌でも認識することによって食事の量をコントロールしたりするのね。
終わった後…。
背中がばきばきの筋肉痛です。
胸筋周りも引きつった感じです。
なぜかお尻も。
人によっては指や上腕なども👀
その次の日の朝スイムでは水面から腕が重くて上がらないですし、水をつかむ姿勢ですでに筋肉痛が…ということは、スイムで使う筋肉とクライミングで使った部位は通ずるところがあるのかも。
この調子でまたスポーツクライミングに挑戦したり、今後もGTCでは別のオリンピック種目や新しい体験をする機会を作っていこうかなと思います。
いろいろな角度や刺激から本業?のレベルアップを図るというのはいかがでしょうかね。
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