スイムにおける「プル」といえば、プルブイを足で挟んで上半身だけで泳ぐことを意味することが多いと思います。
パドルとプルブイがあれば無敵な人、キックをしないプルが苦手の人などプルの得意不得意はあると思いますが、プルは練習メニューの中でわりとウエイト多く占めているような気がするのでなんとかこれを自分のスイムに役立てたいものです。
改めて「プル」とは…
キャッチでつかんだ水を後方にかく動作を指します。
水をかいて手が胸から下に進んだら水を押す、プッシュへと移行します。
このプルという単語についてコトバ遊びみたいなものですが…
プル=pull(引く)ではない。
(実際水の中で「引く」という動作をしようとすると肘から落ちてしまったり、水をつかむなどの感触を得られないような気がします。)
しかも実際はプルだけでなくキャッチとかプッシュとか腕の動作を細かく分類してそれぞれ名称があるのに(下記参照)なぜ「プル」と呼ぶのでしょう?
確かにクロールにおいてはプルからプッシュにかけてがいちばん重要な要素ではありますけどね。
ストローク
水中で前進するために腕で水をかく一連の動作、下記①から⑥までに分類されるようです。
①エントリー
水中に手が入る瞬間。
多くの水をかきスピードを上げるためにも前方へしっかり手を伸ばして入水させる。
②キャッチ
エントリーした後のてのひらで水をつかむ動作のこと。
③プル
キャッチでつかんだ水を後方にかく動作のこと。
④プッシュ
水をかいて手が胸から下に進んだら水を押す動作へと移行します。
⑤フィニッシュ
プッシュしていって手がももあたりまできたらフィニッシュの動作へと移る。
リカバリーに向けて肘、腕、手を水面から引き上げていく。
⑥リカバリー
腕が水をかいた後に次のストロークに移る動作のこと。
(Yahoo知恵袋ベストアンサーとスポジョバを一部抜粋)
陸上でスイムのための筋トレといえば、例えばチューブを引いたりアブローラーをコロコロ…それはどちらかと言うと「押す(push)」というより「引く(pull)」に近いような。
…そんなこんなで腕のかきを「プル」と呼ぶのが一般的で、この日のドリルのテーマは「プッシュ!」でした。
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