すぎりょー先生(以下、杉)のインタビューの続きです。
ご自身の目標、みなさまへのメッセージ…そこから少し話が脱線していますが続きをどうぞ。
ミ:すぎりょー先生の今後の目標は?
杉:マスターズ競泳の100m自由形でもう一度、1分を切りたいです。
そのためには前半の50mを26秒前半で入らなければならないと思っています。
普通は前半27秒でも100m1分を切れるのですが、僕の場合は後半が激しく落ちるので。
ミ:26秒…。私の25mのタイムです。
最後にみなさまに一言お願いいたします。
杉:僕、不思議に思うんですよね。
レースは軒並み中止となる中でなぜみなさんは朝スイムも含めて頑張ってトレーニングを取り組むことができるのか。
早起きするって大変じゃないですか、そのモチベーション、原動力は一体何なのか。
目的や目標がないと練習をしない、サボり魔な自分にとっては真似できないことです。。
ミ:うーん。(下手の横好きであってもただ泳ぐのが好き、走るのが好き、好奇心があるだけ。目標は後付けかも。)
杉:あと、参加者どうし横のつながりが強いというか。
特定のグループが仲良しというのはわかるのですが、そうではなくてみなさん仲が良いですよね。
ミ:確かにみなさん、すぐに溶け込んで仲が良いと思います。
またトライアスロンという競技の特質上さまざまな経験値も上がりますし、平均年齢がたか…(げほっ、ごほっ、失礼)、それで人間性も高くなるのかな、なんて。
みなさん優しいですし、いろいろなことをご存じですし面倒見がよくて居心地がよいです。
そういう方々が集まるのは平田先生の人徳のなせる業と聞いています。
杉:…そういうことなんでしょうね。あはは。
ミ:あはは。
杉:みなさんに一番お伝えしたいのは、練習中に分からないことは何でもがんがん聞いてほしいです。
日本人って「先生」に対して遠慮がちになってしまいますよね。
アグレッシブに質問してくれるのは外国人の方や外資系にお勤めの方が多い印象です。
コーチ側もアプローチの仕方や伝え方に不安があったりしますからね。
「この練習で何を得られるか」を質問して、コーチの真意を確かめるのもいいのではないでしょうか。
ちょっと雑談…
ミ:ところで水泳の競技人口は増えているんですよね。
東大生の65%が習っていたスポーツは水泳だそうです。
ベビースイムや親子スイムなどおむつを穿いていても水泳を習える時代ですよね。
日本代表の水泳選手は世界と互角に戦えるほどレベルも高いです。
それでもスイム指導ができる人は少ないと言われるのはなぜなのでしょうか。
杉:たぶん水泳を習っていても「きれいに泳ぐための方法」を知る機会が少ないのだと思います。だから教え方も分からないんじゃないかな。
ミ:私が小学生の頃、ぜんそくを治すためにスイミングクラブに通っていました。
進級の目安は例えば「クロールを25m完泳する」、「クロールを50m完泳する」、「四泳法をそれぞれ〇秒以内で完泳する」など距離とタイムが基準となり、そういえばきれいに泳ぐとか項目に入っていなかったような。
杉:そこは今も変わっていないと思います。1コースに対して生徒が多すぎるんですよ。
流れ作業のように生徒を回すだけ。フォームは最低限の事しかチェックされてなかったり。
新たな生徒がどんどん入ってくるので、どんどん進級せる必要がある。そんなんだからフォームについて振り返る機会は少ないと思います。
水泳をする人が多くなったのでセンスを持っている人を発掘しやすくなったというのはあるかもしれませんけどね。
そーいえば、センスのある人って水泳選手に限らず、頭の切れる人が多いかも。
ミ:1本ずつサークルが異なるとどうしてよいかわからなくなります。
それ以前に3本以上は数えられなくなるし、200mまではわかるのですがそれ以上だと自分が何m泳いでいるのかわからなくなるし、30秒、40秒とかは数えられるのに25秒とか35秒は数えられないです。
きれいに速く泳げるようになりたいですし頭も良くなりますか。
杉:えーっと…。
みなさんも気になることがありましたらどんどん聞いてくださいね。
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